おみくじで大吉を引いたとき、あなたはどうしていますか?運勢が知りたかったり、お願い事があったりとおみくじを引く理由は様々ですが、みんな嬉しいのがやっぱり大吉!でも、大吉ってどれぐらいの確率で出るの?引いたら結ぶ?持ち帰る?連続で出るって幸運?など、気になる疑問にお答えします。
目次
閉じるおみくじで大吉!これって一番運勢がいいってこと?
神社仏閣に参拝したとき、おみくじで「大吉」を引くととても嬉しいですよね。大吉はもちろん、おみくじの中で一番良いとされている運勢。でも、どれくらいの確率で出るんだろうとか、大吉の効果っていつまでだろうとか、おみくじを引いたあと、迷うことってありますよね。今回はそれらをまとめてみたので、大吉が出た人はぜひチェックしてくださいね。
おみくじで大吉が出る確率って?
およそ16%ぐらい
どうせおみくじを引くなら、やっぱりいい結果が出てほしいですよね。そもそもおみくじにどれだけの大吉や凶を入れるのかという決まりはあるのでしょうか?
実はおみくじを引いたときに出る運勢の割合は、神社によってまちまち。決まった確率というのはないんです。それぞれの神社で、大吉から大凶までの数や順番も違います。 運勢の数に関しては諸説ありますが、よく見られる一般的なものは、7通りに分かれているものです。もしも均等に確率が振り分けてあるとするならば、大吉を引く確率は約14.3%。
しかし、残念ながらクジが均等に振り分けられていることはまずありません。これには理由があって、おみくじにはそれに関することが記されている『元三大師御籤帳』という書物が存在します。これを執筆したのは良源(元三大師)という天台宗の高僧で、彼はおみくじの創始者として名の知れた人物。その書物の中で彼は、吉凶の80%を大吉16%・吉35%・凶29%で占めて、残りの20%は好きなようにと記しています。
とはいうものの、これは絶対しなくてはならない決まりというわけではないので、各神社ごとに割合はいろいろ。大吉の割合が非常に高いところもあれば、非常に低いところもあるようです。現在では多くの場合、大吉が出る確率はおよそ16%くらいになっているとのこと。
大吉の効果は?
効果は次のおみくじを引くまで
大吉はあなたの運勢がとてもいいことを表していますから、できるだけ長く効果が続けばいいと思いますよね。おみくじをよく引く人も、年に一回初詣のときしか引かない人も、引いたおみくじの効果はいつまで続くのか気になったことがあるのではないでしょうか?
一般的に言われている効果の持続時間は、次のおみくじを引くまで。しかし神社によっては2ヶ月や半年、としているところもあるようなので、気になる場合はおみくじを引いた神社に聞いてみるといいかもしれませんね。
おみくじは、あなたがそれを引いたそのときの運勢について、神様がくれるアドバイスのようなもの。ですから、おみくじの吉凶だけを気にするのではなく、そこに書かれている言葉をきちんと読んで、良い方向へ向かうように努力し行動することが大事だと言われています。
大吉を引いたら結ぶ?持ち帰る?
どちらでもOK!
引いたおみくじの吉凶によって、おみくじを結んだり持って帰ったりしますよね?現在はおみくじを結ぶための場所が用意されていることがほどんどですが、もともとおみくじは神社の境内にある木の枝に結んでいました。神社内にある木には、神様や精霊が宿ると言われていて、神聖なものとされています。自分の引いたおみくじを神聖な木に結ぶことは、「神様と縁を結ぶ」また「願い事としかと縁を結ぶ」ことになると考えられているんです。
しかし、意外なことにおみくじを結ぶのか持ち帰るのか、についての決まりやマナーはありません。ですので、どちらでも好きなようにするのが一番ということになります。
もし神社で結んで帰るときには、結ぶ場所に気をつけたいですね。木の枝に結んでしまうと、枝を傷つけたり成長を妨げてしまったりもするので、自己判断はせず専用の場所にマナーを守って結びましょう。持って帰る場合は、決して乱雑には扱わず、財布やかばんの中などおみくじを大切にしまっておけるところで保存しましょう。おみくじは神様からのご神託や手紙と考えられているので、大事に持ち運び、いつでも読み返せるようにしておきましょう。
大吉のおみくじにはこんな内容が書いてある!
大吉のおみくじには、どんなことが書かれているのでしょうか。その神社によって書かれていることは千差万別。いろいろな大吉おみくじの内容を少し抜粋してご紹介します。
『あまてらす神の御心うけつぎて三つの宝のひかりくもらず』
天照大神より授かった宝のように、曇ることのない大吉運に恵まれることでしょう。
『七寶浮圖塔』
美しい宝珠で作られた仏塔が現れるように、素晴らしいことがあるでしょう。
『莫作等閑看』
未だ物事をおろそかに見ることなく、正しく見る心がなおもって良い結果を招くでしょう。
『高峯頂上安』
万事を見渡せる立場となり、周囲の人々から信頼を得るでしょう。
『三貴子事依兆』
何事も思いのままに成就し、末の栄もめでたく、一切の不足はなくなるでしょう。
『衆人皆仰望』
その公明なあなたの行いが数多の人に認められ、力づけられることでしょう。
大吉ばかり引くのはいいこと?連続で引くのはアリ?
おみくじを引く回数制限はない
初詣でのおみくじはその年の運勢を、縁結びで引くときは良縁を、そして受験や就職の際には合格を願いながら。だれしも良い結果を得られることを願いながらおみくじを引くと思います。
おみくじは、運勢を占ったり、神様からアドバイスが欲しいと思ったとき、年に何度でも引いて良いとされています。おみくじを引く回数制限はないんですね。
ただし引き直しはあまり良くない
ですが、万が一悪い結果が出たときに、何度も引きなおすのは良くありません。これは、神様からのメッセージに納得できないどころか無視してしまうことになってしまい、本来のおみくじの意味がなくなってしまうからです。ですからもし自分にとって悪い結果が出ても、内容をきちんと読み心に留めてから、専用の場所に結びに行くといいでしょう。もしどうしてもきになるときは、日を改めておみくじを引くといいそうです。もし時間がないという人は、同じ日に別の神社で引くのは問題ないとのこと。
大吉を何度も引いたときは、とても運気が上がっている証拠。きっと近々いいことがたくさん起こるでしょう。ただ、何度もおみくじを引くのは神社によってはマナー違反になってしまうこともあるので、注意が必要です。
おみくじで大吉が出やすいとウワサの神社
おみくじで大吉を引くと、やっぱりすごく嬉しいですよね。となれば、いっそのこと大吉が出やすい神社でおみくじを引くのもアリです。大吉が出やすいと言われている神社をいくつかご紹介するので、「今年は勝負の年」「受験がある」など、ここぞという年は足を運んでみてはいかがでしょう。
東京大神宮(東京都)
東京のお伊勢様と呼ばれ、女性人気No.1の縁結び・吉結びの神様を祀る神社です。初めて神前結婚式が行われたところと言われていて、関東では最もご利益のある恋愛のパワースポットとされています。
夫婦木神社(東京都)
縁結び・子授けで有名な神社で、大吉が出る確率がかなり高いと言われています。
今戸神社(東京都)
浅草にある今戸神社は七福神の福禄寿を祀り、縁結びで有名な神社です。こちらでは、おみくじに凶が出ないことでも有名。番地が1-5-22(いいご夫婦)なこともあり、縁起がいいと人気があります。
伏見稲荷大社(京都府)
京都にある伏見稲荷は、約一万基も並ぶ赤い鳥居が有名ですね。ここではおみくじの運勢はなんと三十二種類もあり、その中に大吉は六つ。約19%で大吉なので、出る確率は高めです。
大吉より上の大大吉のおみくじがある神社も!
凶の種類が結構たくさんあるのは聞いたことがあるけれど、大吉よりも上のおみくじはあまり聞いたことがありませんよね。実はあるんですよ、大大吉!
大大吉は、大吉よりもさらに良い運勢ということで、それを狙って神社をめぐる方が結構いらっしゃるそうです。ただどの神社でもあるというわけではないので、下調べが必要。
残念ながら、大大吉が出るおみくじのある神社は全国でもわずかで、2020年現在30社にも満たないと言われています。大大吉が出るおみくじは、基本的に運勢の種類が多いこともあり、大大吉を引き当てるとなるとかなりの運が必要そう。
おみくじを大切にして運気をあげよう!
吉凶を占うおみくじについて説明してきましたが、やっぱり大吉は純粋に嬉しいですよね。大吉が出たときは身につけたり、いつも手の届くところに大切に置いておくことで、お守りのように運気をもたらす効果があると言われています。ぜひ身につけて、良いことを呼び寄せましょう!