落ち込んでいたりネガティブになっていたりして、元気がほしいんだ…！そんなあなたのために、元気や勇気をもらえる映画をセレクトしました。今日は映画を観てパワーチャージして、明日からまた頑張りましょう！
迷ったらこれ【定番系】
『阪急電車 片道15分の奇跡』（2011年）
▶︎あらすじ
兵庫県の西宮北口駅から宝塚駅までをつなぐ、わずか14分の短い路線。そこには、恋に破れた女性、彼氏のDVに悩む女子大生、孫を連れた老婦人など、さまざまな人が乗っていました。お互いの名前も知らない乗客たちが、ほんの少しの言葉を交わしたことがきっかけになり、それぞれの人生が少しずつ明るい方向へと動き出していきます。
▶︎おすすめポイント
『図書館戦争』などで知られる有川浩の小説を、中谷美紀や戸田恵梨香、有村架純、芦田愛菜などの実力派キャストで映画化したヒューマンドラマ。
劇中で描かれるストーリーはどれも何気ないものですが、だからこそ誰もが共感できて惹き込まれる、等身大のリアリティがあります。登場人物たちの悩みに感情移入しながら観ているうちに、気づいたら自分の人生が少し明るくなってくる……そんな優しい元気をもらえる作品です。
『俺はまだ本気出してないだけ』（2013年）
▶︎あらすじ
「本当の自分を探す」と宣言して会社を辞めてしまった42歳のバツイチ男、大黒シズオ。同居する父親に毎日説教され、高校生の娘からお小遣いを借りながらダラダラと暮らしていたシズオは、ある日唐突に「漫画家」を目指して出版社に持ち込みを始めます。だらしないけれどどこか憎めないシズオのマイペースな言動は、やがて周囲の人々の心を少しずつ動かしていき……。
▶︎おすすめポイント
全体的にゆる～い雰囲気がただよっていて、肩の力を抜いて楽しめるコメディ映画です。主人公シズオの自由すぎる日々を見ていると「ひたすら前を向いて頑張り続けるだけでなくて、今までとはまったく違う方向に進んでみたり、頭を空っぽにしてゆっくり休んでみたりするのもいいかもしれない」と思えてきます。
人生に息苦しさを感じている方や、思いきって新しい生き方に踏み出してみたい！と考えている方は、この作品に元気と勇気をもらえるのではないでしょうか。
一度は見ておきたい【名作系】
『ALWAYS 三丁目の夕日』（2005年）
▶︎あらすじ
1950年代の東京の下町。鈴木一家が営む小さな工場「鈴木オート」に、田舎から集団就職で六子という女子学生がやってきます。同じ頃、鈴木オートの向かいで駄菓子屋を営む売れない小説家・茶川竜之介は、思いを寄せる居酒屋の女店主ヒロミから、淳之介という少年を預かることになるのでした。鈴木オートと駄菓子屋の人々を中心に、下町のにぎやかな日常がくり広げられていきます。
▶︎おすすめポイント
最大の見どころは何といっても、「古き良き東京」の風景を巧みなCGで再現した映像美。そのノスタルジックな空気感は、当時を知る人はもちろん、若い世代の人でも懐かしさを感じられること間違いなしです。
そんな情景をバックに描かれる人間ドラマも温かくて感動的で、現代だと忘れてしまいがちな「人と人とのつながりの大切さ」を思い出させてくれます。切ないストーリーの中にも人情味や温かさがあって、観ているうちにじんわりと元気が湧いてくる名作です。
『この世界の片隅に』（2018年）
▶︎あらすじ
1944年の広島。18歳で呉にある北条家に嫁いだ少女すずは、戦時下で物資が少しずつ不足していく中でも明るく懸命に生き、周囲の人々に受け入れられていきます。ところが次第に戦況が悪化し、軍港のある呉でも空襲が起こるように。そんな中で、すずは自分が何のために、誰と生きていくのか悩み考えていき……。
▶︎おすすめポイント
戦時中を舞台にした作品ですが、暗さや悲壮感はなく、むしろ厳しい状況の中でも懸命に生きる主人公すずの姿に元気をもらえます。何のためにこの世界で生きているのか。誰と生きていくのか。そんな普遍的なメッセージが、優しく淡いタッチの作画や等身大のストーリーの中で投げかけられています。
この映画を観たあとには、何気ない風景やふつうの日常が大切に感じられて、生きる活力があふれてくる……そんな印象的な作品です。
映画通が厳選【マイナー系】
『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』（2014年）
▶︎あらすじ
高校卒業後の進路が決まっていなかった勇気は、「募集パンプレットの表紙の女性に惹かれた」という軽い理由で山奥の林業研修プログラムに参加します。ところが、たどり着いたのは携帯の電波すら届かない想像以上の田舎。そこで厳しい先輩・与喜やパンフレットの表紙を飾っていた女性・直紀と出会った勇気は、過酷な林業を学びながら、少しずつ人間として成長していくのでした。
▶︎おすすめポイント
「林業」という珍しいテーマを描いているのがポイント。厳しくも優しい人たちに囲まれて必死に毎日を生きる主人公・勇気の成長ストーリーが、爽やかな元気をくれます。そこに大自然の映像美が合わさることで、壮大でどこかスピリチュアルな魅力も感じられる作品です。
染谷将太や長澤まさみ、伊藤英明、優香といった実力派キャストも見どころで、登場人物たちを活き活きと見せて感情移入させてくれます。
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