何も考えず、とにかく笑いたい！そんなあなたにおすすめのコメディ映画をセレクトしました。クスッと笑えるものからゲラゲラ笑えるものまで集めたので、今日は頭を空っぽにして思いっきり笑っちゃってください！
迷ったらこれ【定番系】
『テルマエ・ロマエ』（2012年）
▶︎あらすじ
公衆浴場に吸い込まれ、気がつくと現代の日本にタイムスリップしていたローマの浴場設計技師ルシウス。日本で学んだ知識や技術をもとにローマの浴場文化を発展させた彼は、やがて皇帝ハドリアヌスからも注目されるようになります。ところが、皇帝の後継者争いが勃発し、ルシウスもそこに巻き込まれることに。現代日本で知り合った女性・真実とともに事態に立ち向かうルシウスでしたが……。
▶︎おすすめポイント
異色の世界観で話題になった人気コミックを、壮大な映像で実写化した大ヒットコメディです。古代ローマと現代日本の壮大なジェネレーションギャップに困惑する主人公ルシウスの姿は爆笑間違いなしで、意外と本格的な歴史サスペンスドラマにも惹き込まれます。
ローマ人の登場人物たちを、阿部寛や北村一輝、市村正親といった「顔が濃くて彫りが深い」俳優たちが演じているのも注目ポイント。誰もが大真面目にローマ人を熱演しているのが逆にシュールで笑えます。
『翔んで埼玉』（2019年）
▶︎あらすじ
東京による埼玉への迫害が続いている19XX年の日本。東京の超名門校・白鵬堂学院で生徒会長を務める壇ノ浦百美は、海外からの転校生・麻実麗に対抗心を抱くも、そのカリスマ性に触れてしだいに惹かれていきます。ところが、麗が本当は埼玉県人だと発覚し、麗と百美は東京都から追われることに。やがて事態は埼玉や東京だけでなく、関東各県を巻き込んだ大戦争へと発展していきます。
▶︎おすすめポイント
関東の「ご当地あるある・出身地いじり」を、ぶっ飛んだ世界観でハイテンションに描いているのが最大の見どころです。あまりにも過激な埼玉いじりに笑わされる一方で、関東各県の壮絶なポジション争いに「分かる分かる！」と共感してしまうのではないでしょうか。
二階堂ふみやGACKT、伊勢谷友介といったシリアスな役柄での映画出演が多いキャストが、そのイメージをぶち壊すクレイジーな演技を見せているのも注目ポイントとなっています。
一度は見ておきたい【名作系】
『清須会議』（2013年）
▶︎あらすじ
本能寺の変による織田信長の死後。尾張国の清洲城では、信長の後継者や領地の配分を決めるための会議が開かれることになりました。重臣である柴田勝家と羽柴秀吉をはじめ、信長の息子である織田信孝や織田信雄、さらには丹羽長秀や池田恒興、黒田官兵衛などの家臣たちも巻き込みながら、それぞれの思惑がうずまく会議はおどろきの展開を迎えていきます。
▶︎おすすめポイント
群像劇スタイルのコメディに定評のある三谷幸喜の個性がさく裂した作品で、戦国武将たちの「話し合い」という珍しいテーマを描いているのが特徴です。それぞれの思惑が絡み合い、ときにぶつかり合うストーリーは、スリリングな歴史ドラマとしてもアップテンポなコメディとしても楽しめます。
役所広司や大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡など実力派キャストの怪演も合わさって、強烈な人間模様に爆笑させられること間違いなしです。
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』（2001年）
▶︎あらすじ
20世紀のエンタメや文化を再現したテーマパーク「20世紀博」がオープンし、大人たちの人気を集めるように。大人たちはやがて現実の生活を捨てて、幼少期の思い出の中で生きることを選んでしまいます。この事態が20世紀博を運営する組織「イエスタディ・ワンスモア」の陰謀だと知ったしんのすけたちは、大人と未来を取り戻すために、イエスタディ・ワンスモアに戦いを挑みますが……。
▶︎おすすめポイント
クレヨンしんちゃん映画の中でも特に人気が高い作品で、感動作としてはもちろん、大笑いできるファミリーコメディ映画としてもおすすめです。
しんのすけたちと大人たちのギャップと絆を描いたストーリーは、子どもたちだけでなく、その親世代こそ楽しめると話題になりました。「大人あるある」「20世紀あるある」が満載のエピソードも見どころで、世代を問わず笑って泣ける傑作です。
映画通が厳選【マイナー系】
『超高速！参勤交代』（公開年）
▶︎あらすじ
江戸から1年ぶりに自身の治める湯長谷藩へと帰ってきた藩主・内藤政醇は、老中の松平信祝によって「5日以内にもう一度江戸へと参勤するように」という難題を課せられます。貧乏な弱小藩のためすぐに参勤交代をする資金もなく、明らかに時間も足りない中で、途方に暮れる湯長谷藩の面々。しかし、藩を守るために覚悟を決めた内藤は、家臣たちの知恵を借りながら超高速での参勤交代を成し遂げようとするのでした。
▶︎おすすめポイント
「参勤交代を全速力でやる」という一風変わったテーマが話題になった作品で、時代劇を誰もが楽しめるコメディ仕立てにしているのが魅力のポイントです。
個性的な藩主や家臣たちがあの手この手で江戸を目指すストーリーは、道中で次々に発生するトラブルも合わさって笑いっぱなしになること間違いなし。主演の佐々木蔵之介をはじめとした個性派俳優たちの演技、そしてコミカルなキャラクターにも笑わされます。
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